楽譜と鍵盤の一致
ピアノにはたくさんの鍵盤があり、ドだけでも8個の高さの違うドがあります。
そしてピアノ楽譜にはほとんどの場合、ト音記号パートとへ音記号パートがあり、
ト音記号パートが上段、ヘ音記号パートが下段にあります。
読譜の導入段階からどちらの音部記号も同時に覚え始めるのですが、
それぞれの五線の音符と正しい鍵盤の位置を覚えるのが難しいようです。
楽譜では音符が上の方になると音は高くなりますが、ピアノの鍵盤上では右の方になると音が高くなります。
大人にはとても当たり前のことが、こどもたちにはわかりにくいようです。
毎回しっかりと「鍵盤のひく場所、高さのことを忘れないで音を探してね」と話してはいますが、
やはり難しいようなので、こんなものを作ってみました。
五線譜を横に倒して鍵盤の上に設置。
鍵盤の幅と五線譜の感覚が合うように作ると、とても大きな楽譜になってしまいました!
譜面台から大きくはみ出してしまいます。
真ん中のドの場所はわかる。
ト音記号は(主に)右手、ヘ音記号は(主に)左手。
ト音記号は(主に)高い音、ヘ音記号は(主に)低い音。
鍵盤を右へいくと高い音、左へいくと低い音。
これらをしっかりと把握しているのに、楽譜と鍵盤の位置は一致していない。
そのうちいつのまにかわかっていくことではあるのですが、なんとかすっと理解してもらいたいと作ってみました。
反応は上々です♪
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