保護者の方たちのおかげです。
前回、「自宅でピアノの練習をしない生徒さんが一人もいない」という、今現在、とてもありがたい状況であることを
お話ししましたが、これは本当に保護者の方たちのおかげだと思っています。
私がピアノを指導する上で大事にしていることの1つに音楽的自立がありますが、これは目標であって、
4.5歳の小さな子供だけに任せるというのは違います。
だからといって読譜を全部お母さんが手伝ったり、横につきっきりで「リズムが違うよ、指番号を全然見れていないよ」
と誰の宿題なのかわからない状況も困ります。
保護者の方にお願いしたいことは2つ。
おうちで今、何を練習していうのか耳を傾けてほしいこと。
そして、練習の習慣づけです。
保護者の方がお家でどんな曲を弾いているのか全然知らない、そんな無関心は寂しいですよね。
私の教室に通ってきてくれている生徒さんの保護者の方は、もちろんレッスンに同行してくださっています。
そして、ほとんどの方がレッスン室には入らず、ダイニングスペースで生徒さんの兄妹のお世話をしたり宿題をみたりしながら
でも、耳はしっかりとレッスンにも傾けてくださって、レッスン後に
「家ではもう少し弾けてたけど、緊張したの?」
「今までで一番上手に弾けたね!」などと声かけていらっしゃいます。
「この曲は家でもよく練習していたんじゃないですか?」
「あの曲は、○○ちゃんにはむずかしかったようでしたか?」などの私の質問にも、
きちんと答えてくださったり、
「今の曲は本当に好きなようで、何度何度も弾いています。」とお家で様子を教えてくれたりすることもあります。
それは、その生徒さんがどんな練習しているのか、しっかりと耳を傾けてくれているということですよね。
練習の習慣づけに関しても、それぞれのペースで少し落ち着いた時間があるタイミングで練習できるように
うまくリードしてくれているお家が多いようです。
平日は一人で練習して週末は一緒に。
朝、学校に行く前に練習しているという生徒さんもいます。
(朝、いつもバタバタしている私はびっくりしましたが、それぞれのおうちのペースでスケジュールを決めてもらうのはBESTですね♪)
生徒さんが小さい間(小学生くらいまででしょうか)のピアノレッスンは、生徒、保護者、講師のチームワークが大切だと思います。
いつも子供たちといる保護者にしか気が付かないこと。
専門家の講師にしか気が付かないこと。
これらは違ってくると思いますので、今、何を練習していうのか耳を傾けてほしいこと、練習の習慣づけ、に加えて、
子どもさんの様子に疑問を感じたら講師に相談していただけたらと思います。
これからもよろしくお願いします。
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