ピアノ講師の悩みは。
先週は揺れを感じる地震が2日続けてありました。
我が家のすぐ前のジャグジーの水が激しく波打っているのをみて、びっくりしたと同時にとても怖く感じました。
西海岸は地震があることはわかっているのですが、日本にいる時のように自分が住んでいる以外の地域の地震情報が
TVで流れるわけでもなく、そもそも日本よりも体に感じる揺れは少ないので、感覚としては地震のことは忘れている状態でした。
備えあれば憂いなしですね。
いくつか持っていた災害時に役に立つシートや手動懐中電灯などを確認しました。
震源地に近い地域では一日も早く日常の生活に戻れること、そしてもう地震が起きないことを願うばかりです。
さて、今回のタイトル「ピアノ講師の悩みは。」の続きですが、レッスンを進めるなかで
「どうすればいいかな? よりよい方法はないだろうか?」と
いくつか考えることはありますが、その中でも上位に入ることとして、
「生徒さんの自宅での練習」があげられるのではないかと思います。
自宅での練習、宿題をしっかりしてきてくれる生徒さんがほとんどですが、やはり何人かはピアノは好きだけど練習は好きじゃない、
という生徒さんもいました。
しかし!
いま現在、教室に通ってくれている生徒さん全員がきちんと家で練習してくれています。
生徒さんの年齢や進度によって、時間の長い短いはありますが、レッスンでの演奏を聴いて、
「あ、全然練習していないな。」と思う生徒さんは一人もいないということに、ふと気づき、
とてもびっくりしました!
(生徒さん全員がみんなちゃんと家で宿題をしてきてくれることを”まれなこと”と思うのは私だけでしょうか?笑)
ピアノ教室の講師、特に個人の先生は孤独です。
指導方法や宿題の出し方、生徒さんたちの接し方などを細かくチェックされることがありません。
もちろん、保護者の方に日々のレッスンを見て聞いてもらってはいますが、専門家でない方がほとんどです。
なので、昔は雑誌(ピアノレスナーやムジカノーヴァなど)、今はネットでたくさんの専門家の見解や
他の先生の意見や指導法などを見せてもらいながら、自分の考え方、指導はどうなのだろう?
と自分のレッスンを振り返っています。
今日も昔の雑誌、ムジカノーヴァを読んでいる時に「練習しない生徒さん、どうしていますか?」という記事を見つけ、
ありがたいことに、今の私はこの悩みがないな、と気が付いたんです。
良い生徒さんばかりなのと同時に、いやそれ以上にすばらしい保護者の方のおかげだと確信しています。
ピアノは練習した分だけきちんと上達します。
でも練習は量もさることながら質が大切です。練習と同じかそれ以上に、家族と過ごしたり、お友達と遊んだり、
美しい自然、景色に感動したりするなど新しい体験をし、いろいろな喜怒哀楽を体験することが
演奏に大切な表現力となるのだと思います。
7月に入っても今年は朝夕は涼しい日が続いていますが、もう夏休みに入っている生徒さんもいます。
西大和学園に通う生徒さんたちもあと10日ほどで夏休みですね。
2019年の夏、今しか経験できないことをたくさんしてほしいなと思います。
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