練習と睡眠のセット
前回、毎日5分でも練習を継続することが大切というお話をしました。
でも毎日5分というと一週間(6日間として)の練習時間は30分です。がんばれば一日で出来ない時間ではありませんね。
毎日練習するのは難しいけど、一日だけ、30分なら出来る、と思った方もいるかもしれません。
でも、待ってください!
総合計が同じでも、全く成果は変わってきます。なぜなら「練習と睡眠」のセット数が違ってくるからです。
睡眠は脳や体を休ませるとともに、記憶を定着させる働きがあることはご存じの方も多いのかもしれません。
その中でも手続き記憶と呼ばれる自転車の乗り方や,習字,スポーツの技術などを身につける働きがあるそうです。
これが、ピアノ上達にも関連しています。
ですので、一日の練習時間を増やすだけでなく日数を増やす(睡眠する日数も増える)方が、より成果が出やすくなります。
これは私自身の経験からもたしかにそうだと言えます。
それに加え、この練習方法は「家では上手く弾けるのに、レッスンではあまりできない」ということも少なります。
毎日練習することによって、ピアノに向かってすぐ弾き始められる、ということに慣れていきますし、
何度もやってみることで、「失敗するかもしれない」という不安が減ります。
「練習した日の最後には上手く弾けたけど、、、」という思いが頭をよぎることが少なくなります。
月曜、火曜はあまり上手くできなかったけど、水曜、木曜にはしっかり弾けた! 金曜はバッチリ!
本人自身もよくなっていることを自覚しやすいですし、「できた」という経験を積み重ねることはとても大切です。
そして、レッスンに向かう時あまり出来ていない状態の時って楽しく感じないんですよね。
自分でも出来た!と思える時は、早くレッスンに行きたい! 早く弾きたい! 早く先生に聞いてもらってほめてもらいたい!
とレッスンに行くのがより楽しくなります。
一週間に練習できる時間を分けて、毎日練習するようにしてみてください♬
0コメント