真面目な生徒さんほど。
もうすぐ6月。現地校に通う生徒さんは夏休みが近づいてきましたね。
西大和学園に通う生徒さんたちは新学期が始まり、新しい学年のペースにも慣れてきたころでしょうか。
進級したり、または中学校、高校へと入学すると学校の勉強やクラブなどで忙しくなり、
それまでと同じようにピアノの練習ができなくなってくる時期でもありますね。
そんな時に練習が出来ないことに負い目を感じてしまうのが、真面目な生徒さん、練習熱心な生徒さんです。
練習熱心なことは本当に素晴らしいことです!
でも、これから伸びる時期!というタイミング、小学生高学年、中学、高校受験時などに、
真面目な生徒さんほど、練習出来ないことに負い目を感じてレッスンをやめうことが多いです。
そこで、この時期には講師の対応と保護者の方のご協力が大切です。
この頃の年齢ですと、「できなくてもいいよ」「先週より良くなっているよ」「上手に弾けているよ」と
励ますだけでは全く響きません。
「出来なくていいわけない」「いや、むしろ先週よりひどい」「全然上手に弾けてない」
生徒自身もある程度、自分の演奏がどのようなものかわかります。
(自分の演奏をよく聴くように指導もしていますので)
ですので講師がするべきことは、そのような時期であっても確実に生徒を上達させることです。
ですが、簡単ではありませんね(><)
いくつかの方法をあげると、
①レッスンでの適格なアドバイス。
②家での効率の良い練習方法を伝える。
③具体的に何曜日の何時なら練習できそうか話し合う。
④生徒自身が興味が持てる、弾いてみたいと思う好きな曲を課題にする。
まだまだありますが、①②は前週よりも良い状態の演奏になるためにはとても大事なことです。
やはりピアノは上手に自分の満足のいく演奏ができてこそ楽しいですよね。
そして、ピアノ練習を習慣化させる目的として③はとても有効な方法です。
日常の中にもちょっと面倒なこと、でもやっていることってありますよね。
ピアノ練習もそれと同じように習慣化して、行動までのハードルを下げることは大きなポイントです。
④についてはモチベーションです。
ピアノが好きだからピアノレッスンを続けているわけですが、ピアノの曲全てが好きなわけではないのが正直なところだと思います。
私もバッハは聴くのは大好きですが弾くのはちょっと。。。(笑)
モーツァルトもオペラ曲は好きですが、ピアノ曲は。。。。(先生の立場としてはっきり言いにくいですね。)
ベートーヴェン、ショパンは聴くのも弾くのも大好きです♪
「好きな曲が弾けるようになる!」というのは大きなモチベーションになります。
好きな曲、弾きたい曲がわからない生徒さんには、生徒さんに似合う曲を課題にすることも必要ですね。
そして、保護者の方にはやさしく見守っていただいて、良くなった瞬間に褒めてあげてもらえたらと思います。
さて、今日のタイトルは「真面目な生徒さんほど」ですが、
「あまり真面目でない(?)生徒さんほどピアノを長く続けます。」(^^)
誤解しないでくださいね。「真面目でない」というのは、練習が出来なかった時に自分を追い詰めすぎずに
「先生、ごめん~。ぜんぜん出来なかった。」と素直に言いながらレッスンに来ること。
そして、レッスンで「もう一回! あ~、もう一回いい?」と必死でチャレンジするようなタイプです。
もちろん、練習をしっかりしてこれる週もあります。
ただ中間テストや期末テストの時や、体育大会の練習ですごく疲れている時などに、「先生、ごめん~」とやってくる。
きっとピアノレッスンの時間が彼ら、彼女たちの癒しの時間の一つにもなっているのかな、と思います。
そう感じる時、私もうれしい気持ちでいっぱいになります。
そして、せっかく来てくれたのだから、1つでも多くのことを勉強してもらいたいと、
内容盛りだくさんのレッスンをしてしまいます♪
そして、これは私の経験からいえることなのですが、ピアノを続けている生徒さんほど学校の成績も良く、
え?と思うような進学校に進む生徒さんばかりです。
きっと何か関係があるとは思うのですが、はっきりとはわかりません。
ピアノを続けることでいろいろな才能が開花したのだと信じると、ピアノ講師として以上の喜びを感じることができますね♪
法で学ぶべきです。
3:ピアノを続ける事が出来る子供達は、同時に学校の成績も良くなる子が多い。
(2)でお話ししたように たぶん勉強も効率良く行っているのだと思います。
ピアノを効率良く行って上達する子供達は、皆さんが思っていらっしゃるのと違い
意外と音高や、音大に行く子供達が意外と少ないのです。
その理由は、ピアノの上達と共にいろいろな分野の能力が開花してしまい 私ピアノ講師としては、残念な思いを何度してきたことか!
でも、その個々の子供達の素晴らしい能力を引き出してくれた事をピアノを続けた事と
私は、勝手に思うことにし、すべての子供達を祝福しています。
どうか、いっ時の気まぐれで 後々ピアノをやめたことを後悔する子供達がひとりでも少なくなるように!
との思いを込めて 今この時期に改めてブログを書かせて頂きました。
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