間違えたら最初から弾き直す
前回、”間違えの種類”についてお話しましたが、今回もそれに関する話題です。
曲の途中で間違えてしまった時、間違ったところからではなく、また最初に戻って弾き直す。
ついついこのようにしてしまっている人、多いのではないでしょうか。
最初から最後まで間違わずに気持ちよく弾きたい!という気持ちは誰にでもありますよね。
次は弾けるんじゃないか、と「よし、もう一回!!」と、すぐ次のチャレンジをしたくなることもありますね。
今回だけミスしてしまった、という間違いの場合は、次の演奏で最初から最後まで間違わずに通して弾けるかもしれません。
でも、何度も間違えては何度も最初に戻る、というのを繰り返しているのなら、すぐにでも悪いループを止めないといけません。
このような状態にはわりと小さな生徒さんになりやすいです。
● その原因の一つとして、練習方法が「ひたすら弾いて目と手で覚える」だけになってしまうこと。
● 曲の構成を理解していないこと。
初歩の段階の曲は短いこともあるので、最初から弾いてもそんなに時間はかかりませんが、
何度も同じ場所で間違えては戻る、を繰り返していると、間違える部分より後ろの部分は全然練習できていないことになり、
とてもバランスの悪い練習になってしまいます。
短い曲だから、わかりやすい構成になっているからこそ、初歩の段階から
テーマが曲のどの部分にあるのか。
どの部分で再現されるのか。
メロディーのかたまり、フレーズはどうなっているのか。
これらをわかりやすく説明して、自分が弾いている曲はこんな曲、という理解をして、
部分的な練習がする習慣をつけていくことも大切です。
0コメント