楽譜にドレミを書くのは悪いこと?
音楽的自立のためには、読譜力を付けることはとても大切です。
レッスンから離れてしまっても、ピアノと一生付き合ってほしいと願うならば、
読譜力の習得はかかせないものとなります。
でもここでいう読譜力。ただ五線譜に書かれた音がわかる、というだけではありません。
音楽に大切な読譜力は音と音の繋がりや高低、フレーズの長さなど様々な要素から曲全体の構成を読み取ることも含まれます。
楽譜を見て、音楽を作っていくことが出来るようになるのが目標ですが、
それらを勉強していく途中には、まずは演奏という体験、体感したこと後に楽譜に目を戻して繋がりを感じる、
というアプローチがあっても良いと思います。
絶対楽譜にドレミを書かずに、読めない音のところで毎回立ち止まり、楽譜とにらめっこする度に
演奏を中断させることになるのであれば、まだ覚えていない音、加線がたくさんある音符には音を書いてもよいと思います。
楽譜の力を身につけるには、和声や曲の構成の知識も必要となります。
それらは簡単に身に付くものではありません。様々な様式、いろいろなパターンの曲の演奏経験を積み重ねて
時間をかけて習得していくものです。
なので、楽譜にドレミを全く書いてはいけないということはないと思います。
このような書き方ならOKです。
ヘ音記号の低い音がまだ苦手な場合はこのように書いてもいいと思います。
右の書き方の方がより良いですね。 一番下の音は変わっていないことに気づけているということですね。
↓これはもう楽譜を読む気はないようですね(笑) 音がわかるだけでは意味がありません。
五線譜を読むことによって、ベース(最低音)の音がずっと続いていく音楽を読み取ることができるんです。
これも左側の書き方は〇。 だけど右側の書き方は✖。
ドレミを書くのは悪いことではないです!でもあくまでも音楽の流れをいちいち止めるのを避けるため。
そして、いつか書かなくても読めるように訓練を続けましょう♪
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