練習はまず両手で

ピアノの曲を初めて練習する時は片手で練習しますか? それとも両手?


レッスンを始めたばかりの小さい子供たち、超初心者~初心者さんの場合、ドレミを読むことも大変ですし、

鍵盤の位置、指番号などを片手ずつゆっくり、正しく確認しながら進めていく必要があります。


でも両手の五線譜を見ながら弾いているのであれば、初めての曲を練習する時には両手で弾いてみましょう。


それは無理やり繰り返し練習するのではなく、ちょっと弾いてみる、数回やってみる、という程度に弾いてみましょう。

ゆっくりでも間違えてもだいじょうぶです。

両手で何となく弾き進めることができるか出来ないかを見極めてみましょう。


両手で弾き進めることができると、その曲の雰囲気や全体を把握することできますし、

曲の構成(ここでテーマが繰り返されている、とか、テーマがここで転調しているなど)や

難しい部分、練習が多く必要なところ、

など練習プランを作ることもできますね。 


片手で弾けることを両手で弾けること、というのは基本的に違います。

片手で上手く弾けたからといって、両手で弾けるものではありません。

なので、もし両手でなんとなくでも弾き進めることができるのなら、両手で練習を始めた方が効率よく練習できます。


難しくてできない! と思われるかもしれませんが、やってみるとけっこう出来ますよ。


右手がメロディー、左手が伴奏の形になっているものが多いので、その場合は最初から両手で弾いてみましょう。

(このようなスタイルになっている曲が圧倒的に多いです。)


ただ例外もあります。

バッハの「2声のインベンション」のように、両手とも複雑な動きをする曲は片手ずつメロディーを確認しながら、

練習する方がよいかもしれません。



最初から両手練習する時の注意点ですが、最初のアプローチが「両手奏」ということです。


曲の最初から最後まで、とにかく何度も両手で練習するだけでは大雑把なままで終わります。

曲全体の雰囲気や構成を理解したら、フレーズごとに掘り下げた練習をしたり、片手ずつ確な練習など、

丁寧に練習していくことが必要になります。


今まで、練習はかならず片手練習から始めていた人は両手での練習にも挑戦してみてください。 



ロサンゼルス トーランスの ピアノ教室

ロサンゼルス近郊、トーランスにあるピアノ教室です。 生徒さん一人ひとりの個性と成長にあわせてきめ細かい指導を致します。 音楽的自立を目指し、楽しくていねいなレッスンを行います。

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