音の強弱
ピアノはタッチによって大きい音から小さな音まで変えられます。
現在のピアノの原型をつくったのは、イタリアのクリストフォリ(1655~1731)。
チェンバロの音が強弱の変化に乏しいことを不満に思い、爪で弦をはじいて鳴らす代りに
ハンマー仕掛けで弦を打って鳴らすという、現在のピアノ・ メカニズムを発明したのが、1709年。
彼はこれを“クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ”(弱音も強音も出せるチェンバロ)と名付けた。
それが省略されて“ピアノ”と呼ばれています。
演奏をする時、練習をする時、強弱のことを全く考えずになんとなく出しやすい大きさの音で弾いたりしていませんか。
せっかくの強弱を美しく表現できる楽器です。かならず弾き始める前に強弱のプランも考えてみましょう。
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