ソルフェージュ
ソルフェージュは「楽譜を理解して読む力」をつけるための訓練です。
具体的には演奏された音を聴き取って五線に書いたり(聴音)、楽譜を見ながらメロディをドレミで歌ったり(新曲視唱)しながら、
音楽の基礎力を鍛えていきます。
自宅での練習が億劫だったり、一人で練習できなかったり、レッスンを離れた後、パッタリとピアノに触らなくなるなどの原因の多くは
「読譜」が苦手なことです。
ソルフェージュの訓練をすることによって、ただ「読譜」するのではなく、楽譜をはじめから「音楽」ととらえることができるようになります。
はじめから「音楽」としてとらえられないと、楽譜を1音1音ひろいながら弾いていくことになり、
最初はどんな曲を弾いているのかわからずつまらない時間(我慢の時間)を要することになります。
(読譜が苦手、という状況に近いですね。)
たくさんの時間と労力をかければ難しい曲もある程度弾けるようになりますが、ソルフェージュで音楽の基礎の力をつけておけば、
少ない労力でより音楽的な演奏を深めていくことができます。
ソルフェージュの訓練は「楽譜を見た時にどんな音楽がわかる」ようになることが目的です。
将来、レッスンから離れてしまっても、自分だけの力でも楽譜を選んで音楽演奏を楽しむことができるように、
楽譜をパラパラめくって「この曲好きかも、弾いてみよう」と自分で選んで気軽にピアノを弾くことを楽しんでもらえるようになってもらえればと思います。
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