本当に譜読みができない?
自分からすすんでピアノに向かうようになってもらうためにも読譜、譜読みが出来ることが大事だと伝えてきました。
そのためにも導入期から楽譜を見ながら演奏する習慣をつけたり、初見練習を取り入れたりしています。
とくにまだ小さいうちは細かい5線譜を読むのは難しいですが、
新しい宿題をもらった時に、練習をしようと楽譜を開いたとたん、わからない、という子も多いです。
しかし、
本当に譜読みができないのでしょうか?
実は自分で読むのが面倒なだけ、ということがほとんどです。
先「では、次はこの曲を練習しようか。」
生「え~、むずかしい。。」
先「じゃあ、先生といっしょに少し練習してみようね。 最初のところ、弾いてみて。」
生「わからない。」
先「右手の最初の音はなに?」
生「ソ」
先「リズムはわかる? 」
生「ター」
先「じゃあ、左手の最初の音は?」
生「ド」
先「リズムは?」
生「ターアン」
先「左手のリズムはどうなってる?」
生「ずっといっしょ。ターアン。 ここがちょっとちがうけどあとは全部ターアン。」
どうでしょう?
音やリズム、わかっていますね。
小さな子供たちは、とても簡単に「できない」「むずかしい」と言います。
「簡単!」「すぐできる!!」も同じくらい言うのですが、とにかく、ほんの少し難しいと感じた時のくじけかたはすごいです(笑)
いつかしっかり自立して自信を持ってピアノを演奏してもらいたいからこそ、
基礎の段階では、しっかりと丁寧に指導していきたいと思います。
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