日本とアメリカ。レッスンの違い

つい先日、アメリカ人のお友達が昔ピアノを教えていたことを知り、びっくりしました!

そこで、アメリカではどのようにレッスンするのか、特に導入期の様子をいろいろ教えてもらいました。


彼女は日本に10年以上住んで子供たちを育てた経験もあるので、日本の教育についても少しは知ってくれています。


まず何かを始める時に、アメリカでは遊びのように、ゲームのように自由に始めさせるとのこと。

それに比べて日本は、まず初めに「~にならないようにね」「~はダメだよ」など、ルールは大切ではあるけれど、

してはいけないルール、ネガティブなことを教わる傾向が強いと感じたそうです


その反面、アメリカではピアノでもスポーツでも、楽しいこと、そのことが好きになるように教えるが、

少し難しくなってくると真面目に練習しない子も多いそうです。


それに比べると日本の子供たちは忍耐力があるように思うと話してくれました。


いつも文化や教育の違いを話す時に、「どちらが良いかはわからないけど」という枕詞がつくように、

この時もお友達はそう言っていましたが、

相対的に日本の子供たちは真面目、アメリカの子供たちはあまり真面目じゃない、と話してくれました。


私はご両親ともにアメリカ人、その他の国出身の生徒さんを持ったことがありませんので実際のところよくわかりません。


ただ、ご両親ともに日本人、ご両親のどちらかが日本人の生徒さんもアメリカで生まれ、アメリカの教育を受けている生徒さんが

日本に帰った時に、日本の先生はあまり褒めてくれないから嫌だ、という話は何度か聞いたことがあります。


たしかに、アメリカ人て本当に褒め上手ですよね。

それは私も感じます。


私は自分自身が褒めて伸ばしてほしいタイプなので、日本にいる時から自分の生徒さんにもそのように接してきました。

こちらに来てからは、大人なのに英語が苦手なことで出来ないことが増えたので、

出来たことを見つけて達成感を感じる大切さをさらに実感し、その傾向が強くなっているように感じます。


ピアノを始めたばかりの生徒さんは出来ないことだらけです。

そんな状況で○○はしないようにね、△△ができてないよ、と言われてばかりいると

何もできるようになっていないように思ってしまいますよね。

出来ない部分も出来るようになりたい! もっとうまくなりたい! と思う時期も必ずやってきますので、

導入期にはまずピアノの楽しさを知ってもらって、出来ることを一緒を喜びながらレッスンを進めていきたいと思います。









ロサンゼルス トーランスの ピアノ教室

ロサンゼルス近郊、トーランスにあるピアノ教室です。 生徒さん一人ひとりの個性と成長にあわせてきめ細かい指導を致します。 音楽的自立を目指し、楽しくていねいなレッスンを行います。

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