オンラインにしかない良さ
3月末から続けているオンラインピアノレッスン。
その日によってネット回線の状態が違ったり、状態の良い時でもタイムラグがあるので
先生と生徒で同時に演奏することは不可能、など、
通常の対面レッスンにはない短所もあります。
しかしオンラインレッスンにしかない良さというものもたくさんあり、
今日はそれをいくつかお話したいと思います。
まず最初に、こどもたちにとってオンラインで行われるピアノレッスンがとても新鮮だということです♪
ピアノレッスンをマンネリに感じていることは決してないのですが、
新しいこと、いつもと違ったことというのはこどもたちにとって、とても魅力があるようです。
ピアノテキストやワークブックへの丸つけ、日にちの書き込みなど、普段私がおこなっていることを
自分たちでできることもとてもうれしいようで、それぞれに好きな大きさ、
時には勝手に花まる(私は何も言ってないのに 笑)をつけている生徒さんもいます。
画面を使ってクイズをすすめたり、生徒さん自身に画面に答えを書き込んでもらったり、
長調、短調を聴き取るクイズではニコニコ顔!(^^)!や泣き顔(;><;)を
音楽を聴きながら描いてもらったりするのもとても楽しそうでした♪
(描いている時のこどもたちの表情は見えるんです ^^)
小さいこどもたちだと、先生からの言葉だけの指示やアドバイスだけではわからないことも多いです。
例えば、ドは合っているのですが高さが間違っていたり、
指番号についても「左手は4の指だよ。」と伝えても左右反対の手が反応してしまったり、
指番号も2と4がややこしくなってしまったり。
最初はそういうこともありましたが、それを徐々に乗り越えるとメリットとなりました。
対面レッスンでなら私が手をもっていってあげたり、ここだよ、と視覚で直接的に伝えていましたが、
それができないオンラインレッスンでは、小さい子なりに一生懸命に理解しようとくれるので、
自分で考える力がついてきたように思います。
私にとって生徒さんの今の理解度の把握もしやすくなったと感じています。
1オクターブ、4小節目、リピート、D.C.などの音楽用語の理解度、
高い音→鍵盤の右側の方の音、またはその逆など、
言葉だけできちんと理解できるもの、そうでないものを見極めやすくなったことは
私にとっても新しい発見でした。
あとは、こどもたちが私の手をしっかり見ようと画面にぐぐぐーっと寄ってきてくれることです。
対面レッスンで、こんなに私の手に近寄ってみてもらったことはありません(笑)
大事なことをカメラに大きく映すことによって、よりファーカスしてもらえるようです。
細かいことですが、生徒さんがピアノの前に座って弾き始めるまでの時間が短縮されました!
普段なら、まずレッスン室に入ります。
それからバッグからピアノテキストを出す。(小さいこどもたちはこれが結構時間がかかります。)
それらを持ってピアノの前に座り、宿題のページを開いて、ようやく弾き始める、
という流れになりますが、
オンラインレッスンでは、生徒さんとつながった時にはピアノテキストはすべて開かれて
楽譜たてに置かれています。
「こんにちは!元気にしていますか? それでは始めましょうか」とあいさつをしたら
すぐにレッスンスタート!
とてもテンポがよくて、オンラインレッスンならではの流れを気に入っています。
不安もあったけれど苦境の中、オンラインレッスンを始めたおかげで、
普段のレッスンでの見せ方や違うアプローチがあるんだ、という新しい発見、
そして私の意識を変えるきっかけにもなりました。
今日はオンラインならではの良さについて書いてきましたが、
次回はオンラインレッスンの短所についてもお話したいと思います。
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