拍子感は体全体で感じて
音楽を演奏する時、特に意識をしなくても常に拍子感を持って演奏できるようになることが重要です。
ある一定のかたまりが繰り返されて一つ音楽になります。
2拍子,3拍子,4拍子、8分の6拍子などなど、それぞれのかたまりによって、音楽になり、心地よい流れが生まれます。
特に意識することなくても拍子を感じながらピアノを弾く。というのはそれほど難しいことではないですが、
レッスンでは必ず取り入れなくてはならない大事な要素です。
固まりがあることだけを意識するのではなく、流れ、それぞれの拍がもつ重さや勢いなども体全体で感じる体験が必要です。
小さな子供たちや導入期には、ピアノの椅子から降りて、歩いたり、身体を揺らしたりしながら体重移動など感じたり、
時にはボール付きをして拍の勢いや方向を体感する活動を取り入れています。
また初歩の段階の生徒さんだけでなく、ショパンのワルツを初挑戦する場合なども、3拍子がよりスムーズに(早いテンポのものも多いので)流れるように、
拍子に合わせて腕を動かして、重さ、勢い、方向を感じて体で拍子感を体験するようにしています。
2拍子は2つで一かたまり、3拍子は3つで一かたまりというだけではありません。
最初はそこからスタートしますが、2拍子で書かれた曲、3拍子で書かれた曲には拍子以外にも特徴が異なります。
その曲に合った全体の流れ(拍子感)を体で感じながら演奏することが大きなポイントだと思います。
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