練習したくなる
家で自分からなかなかピアノに向かえない生徒さんには、理由はいくつか考えらえると思います。
すごく疲れている。
学校の宿題がまだ終わってない。
などもありますが、やはり一人で練習するには難しい。ハードルが高いと感じている時にピアノに向かうのが億劫になることがほとんどです。
以前にもピアノを設置している部屋の様子など、ピアノが弾きたくなる環境についてお話しましたが、
今日はお家でのお母さんの言葉がけについて書きたいと思います。
毎日練習する方が上達します。
先生の注意されたところ、アドバイスを確認しながら丁寧に練習した方がもちろんいいでしょう。
でも、まずはその子が出来るかな、と思う練習をさせてあげてください。
私もレッスンの中で、家で一人で練習できることを聞いています。
「ここまでなら両手で練習できる?」
「この右手のスタッカートは短く切って練習できそう?」
「最初のところは、どんな練習をするかわかる?」
その子が出来そうな提案をしますが、必ず自分で考えてもらいます。
年齢によっては、出来なければお母さんに手伝ってもらってもいいですし、次のレッスンでもう一度確認しますが、
それを決めるのも自分です。
これが自立への第一歩になります。
週に何回できるのか。何曜日に練習するのか。
子供自身に決めてもらうと、「月曜と火曜だけ」とか「4小節だけ弾けるようにする」、
お母さんの理想とは程遠い!(笑)目標を設定する場合もありますが、それは最初の第一歩です。
自分で考えた目標を達成した子供たちは、そこから勢いがついてきます。
なので、お母さんたちには「もうちょっとできるんじゃない?」という一言は、なんとかのみ込んでいただいて、
楽しそうにピアノに向かっている様子を温かく見守ってもらえるとうれしいです。
少しできると欲が出てしまいますが、
まず、子供たちに自分で決めてもらう。自分で決めたことを責任もってやってもらう。
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