それぞれの続け方
それぞれの新学期がスタートしたこの時期。
小学生から中学生に、中学生から高校生にと新しい学校へ進級した生徒さんも多くいます。
生活ペースも変化しますが、ピアノの自宅練習は”習慣”ですから、
新しい生活の中の1つのルーティーンとして、組み込みなおす必要がありますね。
当教室では、ピアノレッスンをスタートする時に
自宅練習をいつするのかを、具体的に生徒さんと保護者の方と相談して決めています。
学校から帰っておやつを食べてから、とか、お風呂に入る前、などなど。
これは自宅練習の習慣化と、小さい子供さんであっても、自分で決めたことは
納得して取り組めるからです。 そして、
「ピアノが一人で弾けるようになる」ためにも「自分で考えて決める」ということは、
とても意味があると思います。
さて、1人の高校生になった生徒さんは、夏から彼女にとって難曲にチャレンジしています。
曲も長いですし、左手の和音は複雑で跳躍もありますので、どうしても練習量が必要になります。
そこで、彼女は急に忙しくなった高校生活にもう少し慣れるまで、難曲は少し待機させて、
一旦自分のレベルにあったテキストブックに戻り、テクニックを磨き、
タイミングをみてまた難曲に取り組みなおしたいという希望を私に伝えてくれました。
もちろん、OKAYです(^^)
音楽的自立を目指している指導していますが、ピアノ演奏においてだけでなく、
ピアノレッスンの続け方も生徒さん自身がどうするか考え、
その意見をしっかりと伝えることができることにもとてもうれしく思いました。
自分自身で考えること。
これは何事においてもとても大事なことだと思います。
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