ピアノ演奏に必要な力
ピアノを演奏するには、様々な力が必要です。
どんなに簡単な短い曲でも、ピアノを演奏している時には「複数のタスクを同時に」行っています。
そして、ピアノ演奏でまず第一に必要な力、「読譜」。
読譜という課題の中にも「複数のタスク」があるんです。
5線の位置により、音を読むこと。
音符の種類により音価、リズムをとらえること。
それらを基礎として、いくつかの音符をかたまり(1つのフレーズ)としてとらえて、
音が順番に上行(または下行)している。山型になっている。ジグザクになっている、など、
特徴をとらえて模様のように、ある程度の範囲を一気に把握することなど、
読譜だけを見ても様々な方向からのアプローチを身に付ける必要があります。
読譜以外にも、自分の演奏を聴く力や運指のテクニック。音楽性のセンスを養っていくことも必要です。
音楽性のセンスの中にも拍子感やリズム感。間や呼吸の感じ方。音楽のニュアンスの表現方法やテンポの取り方。。。。
ほんと~~~に様々な要素があります。
これらを一度に詰め込むこと、身に付けることはなかなかできませんが、
毎週のレッスンの中で、課題の曲を演奏、指導することに加えて、少しずついろんな角度からのアプローチをすることに取り組んでいます。
文章に起こしてみると、なんだか難しそうな、堅苦しそうな内容に感じますが、
これらを年齢に合わせて、4.5才の小さいな生徒さんから、中学生、高校生の生徒さんでも、
興味を持って(これは本当に大切です!)取り組んでもらえるように指導するのが、
教師の腕の見せどころですね(^^)
年齢に合わせることも必要ですが、生徒さん個人により、得意なこと苦手なことは違っていますし、
最適なアプローチ方法も違います。
それぞれが一番わかりやすい、しっくりくる方法を見つけるにも、毎週様々なアプローチを続けることで、
一人ひとりの生徒さんが上達していくことになりますね♪
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