ピアノレッスンに通うのはなんのため?
生徒たちはピアノレッスンで毎週宿題や課題を毎回もらいます。
なので、普段ピアノの生徒たちはピアノを「弾く」というより「練習する」という
スタンスでピアノに向かっていると思います。
それは小さい生徒たちよりも5,6年とレッスンを続けている小学校高学年の生徒たちに
多く見られる傾向だと思います。
ピアノレッスンに通う目的は生徒たちそれぞれ違います。
将来音楽の道に進みたい人もいれば、
少しずつ勉強が忙しくなった時にピアノを弾くことが癒しになればいいと考える人。
ただただピアノを弾くのが好きな人。
好きな曲を弾けるようになりたい人。
ピアノは鍵盤を押すと簡単に音が出る楽器ではありますが
、音楽として演奏できるようになるには、とても難しい楽器です。
上達にするのに年数もかかります。
なので、レッスンに通う目的がどうしても「将来」に
スポットがあたってしまう気がします。
将来を見据えて指導していくことは、とても大事なことの一つですが、
せっかく「いま」もピアノが弾けるのですから、
それを楽しむことを忘れてはいけないように思います。
私は子供の頃思っていました。
「どうして宿題って少し難しい曲なんだろう」
「やっとこの曲をマスターしてほっとしたいところ、
すぐ次にそれ以上難しい曲を練習しないといけないなんてしんどい~」。
たぶん、なまけものだからこう思ってしまったんだと思いますが、
いつもいっぱいいっぱいだと息が詰まってしまうこともありますよね。
それほど苦労しなくても、楽に楽しく弾ける曲を楽しんでもらいたいと思うのですが、
でも!! 人って(特にこどもたちは)すごい力を持っていることも
私は’知っているんです。
ぐっと集中すると、とんでもない力を発揮することや、
大好きな曲はどんなに難しくても最後まであきらめない気持ちを持っていること。
大人の私たちに比べて、初めてのこと、少し難しいことに日々出会っているので、
実はなんなくそのハードルを時には本人も気づかない間に
超えていることもあるので、
次のステップ(永遠に続いている階段)にどんどん引っ張っていってあげること
しないのは、とてももったいないことになるんです。
生徒たちの様子をよく見ながら、この辺りをバランスよく指導していきたいと思います。
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